「職人の負担を減らしたい」「人とロボットの共生」
建設業界の働き方に革命が起きる。
建設業界では人手不足と現場の高齢化が課題となっている。そんな中、先端技術での作業不可の軽減、生産性の向上が大きな発展を迎えそうだ。
作業時の4つの負担を軽減し補助するアシストスーツ、最大7割の作業軽減を図る自走式住宅施工ロボットに注目が集まっている。

積水ハウスは13日(水)、作業時の負担を軽減するアシストスーツ、AIを搭載した自走式住宅施工ロボットを茨城県内の訓練施設で報道陣に公開した。

アシストスーツはリュックのように背負い、腕に器具を巻き付けて装着する。ガスの圧力を用いるため、電力を使用せずモーター等の駆動部がない。それにより長時間にわたって継続的に使用することができ、装着による施工作業者への負担が少ないため快適で安全な作業環境を実現することができる。

筆者も実際に着用してみたところ、手を上げたときに肘置きがあるように感じた。さらに見た目からの想像に比べとても軽く、装着していてもほとんど負担を感じませんでした。

アシストスーツは、主に上向き作業の4つの負荷を軽減する。単独作業、上向き姿勢や高所作業、重量物などの負荷の大きい作業、作業安全性の担保の4つだ。ガスの圧力で上腕の力を補助し、住宅建設の現場作業員が大きな負担を感じている上向き作業を楽にする。
まさに「職人の負担を減らしたい」を体現したものとなっている。さらに幅広い現場での活用も考えているとのことで、今後の発展にも期待できる。

自走式住宅施工ロボットは2台で、資材の持ち上げと固定に役割が分かれている。実機デモでは作業員がタブレットで操作し、AIでロボット同士が互いに通信しながら天井に石膏ボードを貼り付けた。

このロボットは住宅施工に適したサービスロボットで、自走式の施工ロボットとしては極めて稀な存在であり、独自のIT技術を活かし邸情報データベースと緊密に連携し作業を合理化している。一連の作業をロボットに分担にさせることで、施工作業者の負担軽減が最大7割程度見込めるとのこと。
まさに「人とロボットの共生」を体現したものとなっている。2020年に現場での実用化を目指しており、作業の速度と安定性を高める研究を進めている。

積水ハウスは、作業員の負荷軽減と住宅施工現場へのロボット技術導入で、新たな作業領域を検討している。作業負荷の軽減により、職業寿命の延命と新たな雇用の拡大を目指している。
先端技術を駆使した働き方改革により、建設業の未来は明るい。作業員である「人」の未来を最優先に考えた革命である。

<天井石膏ボード施工ロボット説明動画>

関連リンク:
積水ハウス株式会社
プレスリリース1
プレスリリース2
株式会社DAYDO
プレスリリース
株式会社テムザック
プレスリリース